同じ「やまなか家」でも、地域が違えば、客層も異なるし、求められることも変わってきます。その中で私達が目指すのは単なるチェーン店ではなく、各地域で「地域一番店」になること。私がマネージャーを務める吉成店は、他と比べて、お子様連れが多いのが特徴でした。そこで考えたのは、お子様連れのお客様に、もっと安心して気軽に食べてきてもらうための店作り。すぐに飽きてしまいがちな子供のために、キャラクター物のお子様用のイスを豊富に揃えたり、家の押入れで眠っていたオモチャをお店に持ってきて自由に遊べるようにしたり、テーブルで絵をかけるように紙や色鉛筆を配ったり、それを店内に貼り出したり。とにかく子供が楽しく過ごせる環境作りを心がけました。他の飲食店なら眉を潜めるようなことも多々あったかもしれませんが、その点、やまなか家の店舗運営は現場のスタッフ次第。マネージャーには大きな裁量権が認められています。むしろ他のマネージャーからは「鈴木ワールド全開」と面白がられました。おかげで多くのお子様連れのお客様に来店頂けるようになり、売上も右肩上がり。やまなか家全店舗中トップの成績を残すことができました。大切なのは「売上を上げるにはどうしたらいいか」ではなく、「どうしたらお客様に喜んでもらえるか」ということ。売上は後からついてきます。今後入社する方も、自分なりに楽しみながら取り組んでくださいね。